2004年5月の滑り台記録/旭川市常盤公園
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 旭川市街の中心に近い常盤公園はボート池が有る大きな公園で、周辺部には美術館・図書館などが有ります。
 その西の端の角地に半ば独立した公園として「常盤公園遊園地」という長方形の遊具コーナーが有ります。
 今、画像を見直したら、公園のプレートの下に「製作 東京 前田商事(株)」と書いてありました。
 この樹木型滑り台は滑り台保存館の#364とほぼ同型ですが、幹の樹皮の剥け方や枝ふりが多少異なります。
 このタコは、北海道でこれまでに確認した中で、最も古いタイプです。
 北海道の他のどのタコとも似ていないので、施工時期や業者にかなりの差異が有るのではないかと想像できます。

 本州のタコと比較すると、アーチ状の右手の股や両脇のスロープが前方に収束している事、右肩に謎の穴が有る事などから足立区の新西新井公園と近縁とも思われますが、ディテールで異なる部分は多いです。
 初期型のタコにしては頭は大きめです。
 全体的な姿勢が低いので余計にそう感じるようです。

 うなじの穴は鍵穴状です。
 中央突起は、かなり薄い形状ですが存在します。
 目はモールドされたものでは無く、後から描いたものです。
 後から作られた道内各所のタコに目が付いていたので、それを真似たのでしょうか。

 右手の股のアーチの部分には銘板が有ったらしい形跡が有ります。
 何が貼ってあったのでしょうか。
 前記のように、この位置に穴が有るのは新西新井公園と共通しますが、面の処理など全く違う雰囲気となっています。
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